【YMCAとつか保育園 平和月間の取り組みのご報告】
YMCAでは、8月を「平和月間」としています。
広島や長崎の原爆から今年で76年が経ちました。原爆を経験された方の体験談を聞くことが難しくなる中で、私たちは小さな子どもたちに戦争の悲惨さや平和の大切さをどのように伝えていくべきか考えさせられます。
とつか保育園では、乳児・幼児それぞれのクラスで平和について保育者から話をしたり絵本を読んだりと考える機会をもちました。
0歳児クラスのことりぐみでは8月6日保育者が朝のお話の中で「お父さんやお母さんと一緒にいられること」、「沢山ご飯を食べられること」、「安心して寝られること」、「お友だちと遊べること」は平和であることをお話しし、『へいわってどんなこと?』という絵本を読みました。小さい目と耳で保育者の話を聞いていました。最後に平和を願いお祈りをしました。
どんな話かな?じっと見ることりぐみ(0歳児)
1、2歳児クラスのうさぎ・りすぐみでは折鶴を折る折り紙に平和の願いを込めて絵を描いてもらうことにしました。
折る理由と「みんなにとって平和ってどんなことかな?それを絵に描いてみてほしいな」とお話をしました。ちょっと難しかったかな....と思いつつ折り紙を渡すと迷いなく好きなクレヨンをもってそれぞれ絵を描き始めました。
どの色にしようかな? |
「セミを描いたよ!」「わたしはイチゴ!」 |
好きな色でたくさん描いてくれました! |
幼児クラスでは、保育者が8月の礼拝や保育の中で『へいわってどんなこと?』や 『ひろしまのピカ』という絵本を読みました。保育者が「皆の平和ってどんなことかな?」と聞くと、年長クラスのぞうぐみさんが「みんながいっしょなこと」、「ともだちとなかよくすること」、「たのしいこと」等答えてくれました。保育者が絵本を読んでいる間、子どもたちは真剣に絵本を見て話しを聞き入る姿がありました。
絵本に目と耳を傾ける子どもたち
最後に保育者から平和の願いと共に、現在コロナ禍で日々大変な医療従事者の方々に感謝の気持ちを込めて神様にお祈りをしました。
子どもたち、また職員の私たちにとっても改めて平和を考える機会となりました。
子どもたち、保護者の方々、職員と皆で願いを込めて折った折鶴は、広島の平和記念公園内にある原爆の子の像前に献納させていただきます。折鶴のご協力感謝致します。
折鶴にのって私たちみんなの平和の願いが神様に届きますように。
【幼保連携型認定こども園 YMCAとつか保育園 勝俣】