今年の冬は、氷や霜柱を見かけない程暖冬で、雨が何日も降らず、空気が乾燥して、感染症が猛威を振るっていますね。
でも、0歳児クラスのひかりぐみはみんな元気に保育園に来ています。
雨が降らない限りは毎日元気にお散歩に出掛けます。
帽子に靴下、ベストを身に着け、準備OK!
暖かい館内から外に出て、北風が吹こうものなら、寒くて身震いしたり、歩こうとしていた体が固まって動かなくなってしまいます。さっきまでの意気込みはどこへやら。
歩くの嫌~。バギーに乗る~、おんぶして~と大騒ぎしながらも、出発すると、みんなにこにこ笑顔になります。
そうこうしながらも、目的地の公園に着いて、バギーやおんぶから降りると、喜び勇んで、好きな物を見つけて縦横無尽に行動開始。
晴れていれば、日向はポカポカと暖かく、子どもたちの顔もにっこりと笑みがこぼれます。
枯れ草でチクチクとした地面にも平気でお座りして、葉っぱを手に取ってみたり、小枝で地面をつついてみたりとゆったり過ごしています。
背丈ほどに伸びた枯草もなんのその。かき分けて中に入ってみたり、お友だちと追いかけっこを楽しんでいます。
小学校もお散歩のコースのひとつです。
校庭のタイヤを見つけて、つかまり立ちをしたり、中をくぐってみたり、ポンポンと太鼓の様に叩いて跳ね返る感触を楽しんだり。
壁の後ろにかくれんぼをして、見つかるとわあ~!と声をあげて大喜び。
たくさん遊んだ後は、水分補給の時間。喉を潤してしっかりと乾燥から守ります。
♪おちゃをの~みにきてください
と声が聞こえると、みんな集まってちょこんとお座りして、お茶を配ってもらいます。
飲み終わると、大好きな給食が待っている保育園に帰ります。
暖かい室内から寒い外に出ると、思わず体を身震いさせてしまいますが、これは脳が筋肉に収縮運動をさせることで熱が発生し、その熱で体温を上げようとする生理現象なのです。この経験を小さいうちから繰り返すことにより、寒さに負けない元気な体を作っていきます。
YMCAとつか乳児保育園 木下 智子