2019年6月29日土曜日

YMCAとつか保育園園庭整備ワークショップのご報告

 幼保連携型認定こども園YMCAとつか保育園では、6月22日(土)に園庭整備のワークショップをおこないました。
 この園庭は、昨年、設計士さんにお願いして、子どもたちの姿や園の思いも反映させてもらい築山やツリーデッキなどを設置してリニューアルしたものです。しかし、子どもたちが、私たちの予想以上にダイナミックに遊んでくれたので、土が削れて補修が必要になっていました。
 今回はオリーブの会(保護者会)のご協力で、初の試みですが約90人の親子、職員が参加して、造園業者さんのご指導のもとで、築山の土のうによる補修と植樹をしました。


 作業であるワークを、あえて「ワークショップ」としたのは、単なる環境整備ではなく、一緒に汗を流しながら、子どもたちの環境を知り、気づき、理解を深めながら、共に教育・保育をつくりげていく機会ととらえたからです。



 子どもたちが遊びこんで削れた築山の崩落を食い止めるために300枚以上の土のうに土を入れて、それを積み上げる作業。そしてたくさんの木を運んで穴を掘って植える作業。これらにお父さんお母さんだけでなく、乳児さんから小学生まで、子どもたちが大活躍して、汗を流してくださりました。



 もしかすると子どもたちは作業に飽きてしまうかな?と心配したのですが、そんなことはなく、すごく興味を持って、楽しみながら、大人と同じようにスコップで掘ったり、手押し車で運んだりして、いっぱい「働いて」くれました。



園庭で育めるものは計り知れないほどたくさんあると思いますが、「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」でも示されている「幼児期の終わりまでに育って欲しい10の姿」の中の「健康な心と体」や「自立心」もその一つであると考えます。

 「健康な心と体」は「園の生活の中で、充実感を持って自分のやりたいことに向かって心と体を十分に働かせ、見通しを持って行動し、自ら健康で安全な生活をつくりだすようになる。」という内容です。どの月齢の子でも、どのような気持ちの時でも、やりたいことが見つけられ、居場所が見つけられる。そして、チャレンジできる環境もあって、試行錯誤や失敗を体験できる。そのことを通して学びぶことや「見通しを持つ」ことができる。達成できたときは自信につながる。

 そのような環境を目指してこれからも少しずつ、みんなでアイデアを出しながら手を加えていきたいと考えています。
 
がんばーれ!

園舎内のコーナーです。みんなでパンもいただきました。

外周も植樹しました。防砂の効果も期待です

土のうにはイネ科の植物の種が入っていて、草が生える仕組みです。

積み上げたら、土をかけて、ふみふみします。

完成です!

 皆様、どうもありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします。
 お疲れ様でした!

(報告者: 幼保連携型認定こども園YMCAとつか保育園 齋藤 信)