暖かな日差しの中で散歩に出掛けたり、公園で遊んだりすることが心地良いこの季節。ダンゴムシやテントウムシなどの小動物と触れ合ったり、走り回ったり、滑り台を滑ったりと、それぞれ好きなことを見付けて楽しんでいます。
先日、子どもたちと一緒に、なす、おくら、きゅうりの苗を植えました。
一つずつ苗を見せ「これはきゅうりだよ。これはおくらになるんだよ。」と紹介すると…
渋い表情の子どもたち。苗から野菜を連想するのは少し難しかったようです。野菜の写真を見せると「ふ~ん。」と納得してくれました。
野菜の紹介が終わり、次は野菜を植える準備をします。プランターの中の土を「モグラの手で優しく掘ってごらん」と言うと、手先をピンと伸ばし、スコップの様にして慎重に掘り掘り。
プランターの外に土が出ないように丁寧に土を掘っていました。
次は掘ったところに苗を入れ、優しく土を被せていきます。
「こうやって土をかけてあげるとおいしい野菜ができるよ。」と保育者が話すと「え~!!」と嬉しそうな子どもたち。
土を被せ終わった次の瞬間…
「なんでよ!!野菜出来ないじゃん!!」と怒りの声が聞こえてきました。
保育者の言葉が足りず、土をかけた瞬間に野菜ができると思ったのだそうです。
説明が足りなかったな~と反省すると同時に、子どもたちの素直さや、発想の豊かさが嬉しくて、思わず笑ってしまいました。
最後は苗に水やりをしました。「大きくなあれ!」とみんなでお水をあげていると、土の中に大好きなダンゴ虫を発見。
「どこから来たのかな。」と肩を寄せ合いながらみんなで話しが盛り上がりました。「柔らかい土のお布団が気持ちいいんだね。」と声を掛けると、「そうだね。」「たくさん寝てね。」と優しい声を掛けていました。
これからも子どもたちと一緒に野菜の成長を見守っていきます。野菜を収穫した時に、みんながどんな顔をするのか、今からとても楽しみです。
YMCAとつか乳児保育園 榎 弥子