8月8日の幼児礼拝(4歳児・5歳児クラス)は、戸塚ルーテル教会牧師・同附属幼稚園園長の清水臣先生にお話をしていただきました。
今日お話くださったのは、「かわいそうなぞう」(土家由岐雄作 金の星社)という絵本でも知られている、戦争中に本当にあった上野動物園のゾウたちの悲劇の物語です。
戦争によって動物園の動物たちを殺す命令が出ました。賢いゾウたちは毒の入った食べ物を口にしません。食べ物を与えられずやせ細っていくゾウたち。そんな中でゾウたちは、ごほうびの餌がもらえると思って一生懸命に芸をします。10日経ち、20日経ち、とうとうゾウたちは死に、飼育員たちは大声で泣きます。
子どもたちも先生のお話に泣いていました。
最後に先生は、「戦争は絶対にやってはいけない!それを皆さんに知って欲しい。」と力強く伝えてくださりました。そして祈ってくださりました。
平和をつくりだす子どもたちを育てる、ということが、私たちの保育園の使命であり理念ですが、この夏も子どもたちと考え、平和を祈っていきたいと、先生のメッセージから思いを新たにしました。 ありがとうございました。
(YMCAとつか保育園 齋藤 信)