2019年2月28日木曜日

ピンクシャツデー2019~いじめのない世界に~

【YMCAとつか保育園 ピンクシャツデーのご報告】 
   YMCAとつか保育園では、2月27日(水)にピンクシャツデーの取り組みを行いました。
 <ピンクシャツデーのはじまり>
 2007年カナダの学校で起きたできごとです。ピンクのシャツをきた男の子が、「おまえ、ピンク色のシャツを着てる。女の子みたいだね。へんなの!」と友だちにいじめられました。
それを見ていた、年上の男の子が、どうやったらケンカをしないでお友だちを助けられるのかを考えました。すると、「そうだ、あの男の子とおなじようにピンクのシャツを着よう!」と思いました。
そのことを他の友だちに話すと、「僕も一緒にピンク色のシャツを着るよ」とみんながピンク色のシャツを着ました。「ピンクのシャツを着るのは男の子だって変じゃない。好きな色を着よう。僕もピンク色が好きだよ。」とたくさんの人がピンク色のシャツを着て男の子を応援し、がっこうがピンク色でいっぱいになり、しぜんと“いじめ”がなくなりました。
このできごとが2月の第4週水曜日にあったので、YMCAではいじめについてかんがえる「ピンクシャツデイ」をおこなっています。
 
   
「いじめのない世界を目指して」という思いを、子どもたち、保護者の皆さんに書いてもらいました。

ことり組(0歳児)朝の自由遊びで、みんなそろってピンク色。

うさぎ組(1歳児)
 


 各クラス朝の会などでいじめについて子どもたちに問いかけ、みんなで考える時間を持ちました。
 乳児クラスでも絵本やお話を通して「どんなことをされたら悲しいか?嫌な気持ちになるか」を考える機会を持ちました。「お話を聞いてもらえなかったら」、「一緒に遊んでもらえなかったら」、「叩かれたら」、「あっちいってと言われたら」など自分がされたら悲しくなることを挙げていき、自分がされて悲しいことは相手も悲しいということを伝えました。
 そして、困っている子や悲しんでいる子がいて「どうしたの?」と声をかけられたら、きっと声をかけてもらえた子は心がフワッとうれしい気持ちになるかもねと伝えました。
 ピンクシャツデーの取り組みを通して、子どもたちが優しい気持ちを持ち悲しんでいる子の力になれる心が育つよう、保育を行っていきたいと思います。
 いじめのない世界に1日でも早く近づけますように。

                  YMCAとつか保育園 高橋 佳苗、宮下 紗緒理