2019年2月5日火曜日

節分て…??

YMCAとつか乳児保育園 節分のご報告】
乳児保育園ではキリスト教保育を行っていますが、その中でも日本の伝統行事は大切にし、その文化を様々な 形で子どもたちに伝えています。

今年も節分の日を迎えました。
私たちは行事を迎えるにあたり「何を大切にするか」をその年々で考え、その年の子どもたちに1番合った形の内容を考え保育に盛り込んでいきます。

例年節分と言えば「鬼」「豆まき」で、毎年乳児保育園にも怖い鬼がやって来て皆で豆まき(ボール投げ)をしていましたが、今年は「行事の意味をしっかり伝えること」「日本の文化を知ることを大切にする」事をねらいとし、子どもたちが怖がる鬼の登場はなしにしました。

ある子がふとしたことをきっかけに去年の節分を思い出し、とても不安そうな表情をしていた事から「怖いものの存在を知ることも経験だけど、保育園が怖い場所になったら意味がなくなっちゃうね」と保育者の間でもそんな考えになり、そもそも節分とは?を皆で学び直し、それを子どもたちに伝えることにしたのです。

『鬼のパンツ』の体操をしたり『節分』の歌を歌ったり…子どもたちの中に少しずつ「鬼」の存在が現れて来た時に、まずは鬼が嫌がるものを探しに行こう!とスーパーにお買い物に行きました。
節分セット












そこで見つけたのが「柊」「豆がら」「いわし」「豆」です。
「いわし」は頭つきのものを用意してもらい給食室で焼いてその匂いを嗅いでみることに。
柊のとげ、豆がらの音、いわしの焼かれた匂いが鬼が嫌いなこと、玄関にそれを飾ることで鬼が入って来ないことを伝えると子どもたちにも安堵の表情が…。
真剣に節分のお話に耳を傾けます
鬼のきらいな匂いってどんなかな?
 
 安心したところで、節分は「病気や、怪我をせず1年元気に過ごせるように…」との意味がある事を話し、「悪いものは鬼と一緒に追い払おう!」と保育者が豆を投げて見せて終了しました。

“鬼が来ない”と分かると…お昼の給食さん力作の鬼ライスの美味しさも格別に感じられた様で、それは嬉しそうにもりもりと食べている姿に保育者もひと安心。

午後のおやつは郷土料理として“恵方巻き”も食べて、節分一色の1日を無事に楽しく終えました。

2/1のお昼ごはん

かわいい鬼ライスににっこり

                                YMCAとつか乳児保育園       直井頌子