YMCAとつか乳児保育園『お別れ散歩』のご報告
今年度も残すところわずかとなりました。
1年の子どもたちの成長に大きな喜びを感じる3月ではありますが、乳児保育園にとっては大きな別れもあります。
そらぐみ(2歳児)さんは今月で一度乳児保育園を卒園し、4月から連携園であるとつか保育園に進級したり、幼稚園に行くお友だちもいます。
そんなそらぐみさんとの思い出作りで毎年3月に“お別れ散歩”に出掛けています。子どもたちの大好きなYMCAバスに乗って、大好きな舞岡公園へ、1,2歳児全員と職員もたくさんで特別なお散歩の日を楽しみます。
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バスで出発~! |
今年は雨続きで天候が心配されましたが当日は快晴!絶好のお散歩日和でした。
舞岡公園での遊び場は、遊具はひとつもない広場です。
しかし、子どもたちは遊びを自然に見つけ広場を目一杯使いのびのびと遊びます。斜面を登ったり駆け降りたり、植え込みの影に隠れてお店屋さんごっこをしたり、宝物(小枝や小石)を集めたり……
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木の枝いっぱい見つけた~! |
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お店屋さん |
中でも今回大人気だったのは前日の雨で出来た大きな水たまり。
1歳児は水たまりを見つけるなり躊躇なく突進……「びちゃびちゃ~!」と言いながらかなりダイナミックに汚れていました…。そんな様子を見ていた2歳児は冷静に「汚れるのやだー」と言いながら誰ひとり入る子はなく、水たまりを使って釣りごっこ等を楽しんでいて、そんな姿にも成長を感じていたのですが…帰る頃になると急にスイッチが入り、ひとりが泥に飛び込むと次から次へ突入……結局最後は真っ黒になり帰ったのでした。
お家の方の事を思うと“靴が…”“洋服が……”との思いもよぎりましたが、子どもたちの“やってみたい”“おもしろそう”の思いを考えると止められず、思わず「思いっきりやっちゃえ~♪」と声をかけてしまう保育者でした。
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水たまりかっけこ |
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びちゃびちゃ~!! |
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釣りごっこ |
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最後に入ったそらぐみ… |
今年度も沢山お散歩に行き、様々な経験をしてきた子どもたち。自然の中で遊ぶ喜びを感じ、様々な自然物や生き物との出会いもありました。歩くことがやっとだった子どもたちも思う様に身体を動かせるようになり、色々な遊具に挑戦し、“出来た”喜びも感じました。毎日友だちと手を繋いで歩き、その中で会話をしたり公園でごっこ遊びをしたり、友だちと遊ぶ楽しさも知りました。子どもは“遊びの中から学ぶ”と言いますが、この1年間で沢山の学びを得たことは間違いありません。
元気な心と身体を与えてくれた神さまに感謝します。(讃美歌『ありがとう』の中に出てくる言葉です。)
来年も沢山の経験が子どもたちを大きくしてくれます様に…。
YMCAとつか乳児保育園 直井頌子