2019年9月30日月曜日

自然のなかでのびのび過ごした3日間~いわき市小島保育園支援キャンプ~


【福島県いわき市支援YMCAふじさんキャンプ(いわき市小島保育園)のご報告】
震災後9年目を迎え、福島県いわき市の子どもたちは、ようやく園庭で遊べるようになりましたが、未だ森林や野原や川で思い切り遊べない現状にあります。
 横浜YMCAでは、子どもたちが自然のなかでのびのびと遊び、笑顔で心身ともに元気に過ごせるよう「いわき市支援YMCAふじさんキャンプ」を始め、今回で9回目を迎えました。
 今年は、9月11日(水)~13日(金)2泊3日、富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジにて行いました。

<1日目>
◆ウェルカムタイム
到着したらウェルカムタイムの時間です。富士山YMCAの自然豊かな環境のなかでフィールドワークをやりたかったのですが、恵みの雨が降ってきたので室内で行いました。

(フィールドワーク)
色の物お風呂場の前で写真を撮る・暗い所
あったかい所長い所いい匂いのする物
眞理子さんのサインをもらうキャビンにみんなで横になる富士山YMCAのリーダーと変な顔で写真を撮る
グループのお友だちと、心と力を合わせて富士山YMCA内を探し回りました。

フィールドワークが終わると、お楽しみのおやつの時間です。
マシュマロを自分で焼いて食べたよ。
焼きするめも食べたよ。
フィールドワークで撮った写真は、手作りのフレームに入れてプレゼントしました。
お当番さんが夕飯の前のお祈りをしてくれました。
 夕食を食べながら「キャンプ楽しみにしてたんだ」と話してくれた子どもたち。キャンプを待ち遠しくしていた気持ちや小島保育園のことを教えてくれて、少しづつ子どもたちと心が近づいていきました。

<2日目>
 二日目の朝は、礼拝の時間をもち一日が始まりました。
ウクレレで讃美歌「神の国 神の義」を讃美しました。
午前中は、子どもたちが楽しみにしていた陣馬の滝で遊びました。「冷たいかな?気持ちいいかな?」とドキドキしながら水の中へ。
 お気に入りの宝ものを探したり、自然の水を飲んでみたり、生きものを探したりして、思い思いに楽しい時間を過ごしました。

お気に入りの宝ものを見つけたよ。
「みんなで川に入ってみようよ」

富士山YMCAキャンプの合言葉「えがお・げんき・つながろう・ふじさん」
午後は、ミルクランドでたくさんの動物たちに会いました。



お楽しみのアイス。好きな味を自分で選んだよ。

<3日目>
 最終日の朝も礼拝の時間を持ちました。

「にじ」と、讃美歌「きみがすきだって」を讃美しました。

帰りの準備をした後は、富士山YMCAの自然のなかでのびのび遊びました。
こおろぎ見つけたよ。
お気に入りのお花を見つけたよ。
バッタにえさをあげようよ。
いわき市支援YMCAふじさんキャンプでは、毎回”平和”への願いを込めて、平和の鐘を鳴らしています。今回で9回目なので、みんなで9回鐘を鳴らしました。


平和への願いを込めてお祈りをしました。
はじめて小島保育園の子どもたちと会い、最初はドキドキしましたが、人懐っこい子どもたちと一緒に遊んだり、話をしていくうちに少しづつ”心が近づいていく”ことを感じました。
 また、小島保育園の先生方から子どもたち一人一人のお話を伺い、このキャンプのなかで一緒に成長を見守ることができました。
 震災から約8年が経過していますが、こうして小島保育園の子どもたちと楽しさを共有し素敵な時間を過ごすことができました。子どもたちが、自然のなかでのびのびと遊び、心身の成長に役立てるような支援を今後も続けていきたいと思います。

【YMCAとつか保育園 宮下】