2016年8月23日火曜日

子どもたちと一緒に考える『平和』

YMCAとつか乳児保育園 平和月間のご報告』

厳しい暑さが続いていますね。子どもたちは毎日のプールで遊び、こんがり日焼けして毎日汗をたっぷりかいて遊んでいます。
乳児保育園では毎月、こひつじノート(幼児クラスで使用する物)の月の聖句を掲示で保護者の方にご紹介しています。
今月の聖句は『へいわをじつげんするひとびとは さいわいである 』(マタイによる福音書5章9節)です。平和が聖句のテーマになっている通り、戦後71年目の夏を迎えました。8月はYMCAの『平和月間』でもあります。毎年少しずつではありますがこの夏に子どもたちに平和についての話しをしています。
乳児保育園の子どもたちや保護者に伝えた平和についての活動を簡単にご紹介します。

8月6日(土)この日は土曜保育にきていた子どもたちと
絵本『8月6日のこと』【文・中川ひろたかさん、絵・長谷川義文さん(出版社:ハモニカブックス)】
を読みました。まだ乳児には難しいかな?と思ったのですが、きれいな海の絵を見て 「きれいね」とにっこり笑ったり、大好きな電車の絵のページでは「電車~」とじーっと見つめ、お姉さんの絵を見て「おねえさん、お弁当」と言ったり、興味を持っている様子の子どもたち。“ピカドン”という言葉や、黒い色や暗い色のページになると「ピカ!!ドン!!」「こわいね~」とじーと神妙な顔で見ている子もいました。難しいかな?と思ったことは間違えだったと教えてもらいました。
絵の力、絵本の力はすごい!!子どもたちの心に届いた瞬間でした。
71年前の前の夏も暑かった事でしょう。胸があつくなります。

他には今年も保護者に向けて廊下に戦争にまつわる絵本を紹介するコーナーを作りました。
どうぞ手にとって子どもたちと共にご覧いただけたらと思います。


子どもたちと共に平和を祈ります。
上記に書いたこひつじノートの聖句は、私たちの保育の使命でもあります。これからも平和をつくりだす人となるような保育をしていきたいと思います。


YMCAとつか乳児保育園 直井頌子