2015年3月6日金曜日

健やかな成長を祈って

YMCAとつか乳児保育園・ひなまつりのご報告

 3日の朝担任の先生から、給食室にこんな一言がありました。「今日の昼食、1、2歳児クラスの女子たちが、期待しています」ということでしたので、桃の節句の行事食として散らし寿司を作りました。炒り卵の黄色、人参の梅の花、絹さやの緑が、目にも鮮やかです。大きなトレーに盛り付けることで、豪華さを演出しています。
 ちらし寿司に加えて、骨付きチキン、和え物、すまし汁、果物を提供しました。調理の計画を立てている段階では、骨付きチキンを食べることは、乳児クラスにとっては難しいのではないかと思い、一口大の形で供することも考えていました。しかし、会議の場で担任の保育士さんから「骨付きの肉を食べることも経験のひとつです。」という意見をいただき、骨付き状態で提供することに決めました。悪戦苦闘しながらもチキンを食べている子どもたちの姿が見られました。
 もう1つ通常の献立の他に、おにぎりと薄焼き卵で作ったひな人形を作りました。折り紙で折ったひな人形と共に、各クラスに飾って給食の時間を過ごしていただきました。0歳児の中には、初節句を迎える子どももいました。一生に一度しかない初節句にかかわることができたのは、職員にとっても大きな喜びです。ひな祭りは、女の子の健やかな成長を祈る行事ですが、職員全員「性別にかかわらずに全ての子どもたちが、周りに見守られ、心身ともに健やかな成長を遂げることができますように」とお祈りしています。
YMCAとつか乳児保育園 金山千晴)