2020年8月12日水曜日

平和考えよう!

YMCAとつか乳児保育園 「うさぎの島」】


皆さん、うさぎの島をご存知ですか?

瀬戸内海にあり、野生のうさぎが沢山生息し、多くの観光客が訪れる島ですが、太平洋戦争中は陸軍が毒ガスを製造し、地図からも消された島でした。

この島は戦時中に化学兵器の製造拠点として使用され、敗戦まで機密保持のため、その存在が地図から消されていたのです。今、私たちはコロナウイルスと戦う(コロナ禍)と表現されますが、70数年前この日本に本当の戦争があったのです。

うさぎに癒される島が、その昔は平和とは正反対の島であったこと、多くの人たちが悲惨な戦争に苦しんだことを忘れてはなりません。

どんな大義名分があろうとも決して戦争をしてはいけないということを、その歴史を学び、子どもたちに伝えていくことは、私達大人の責任でもあります。

乳児保育園でも様々な平和に関する絵本を置いています。保護者の皆様もそれを手に取り、お子さんと一緒に平和についてお話をしてください。

子どもたちが、二度と戦禍に巻き込まれないために。

うさぎの島がいつまでも平和な島であり続けますように。



ところで、乳児保育園のうさぎ・パンパンは4月初め頃ご飯を食べなくなり、体重も減り、このまま死んでしまうのではと心配しました。

しかし野菜ジュースを飲ませ、粉状にした藁とジュースを混ぜたものを口元へ持っていき食べさせるなど、家族総出の介護で元気になりました。

全く食べなかった藁も、食べるようになりました。

今は職員のお家でのんびりと暮らしています。


     
                   YMCAとつか乳児保育園 小坂恵子