2020年9月8日火曜日

いつ地震が来ても!!

YMCAとつか乳児保育園 引き取り訓練のご報告】

 9月3日に、大地震を想定した地震の避難訓練と引き取り訓練を行いました。

 3月11日に東日本大震災があったことは皆さんの記憶にあると思いますが、年とともに、あの時の大きな地震で経験した数々の教訓が、忘れ去られて行きつつあるのではないでしょうか。

 あの頃はまだ、お父さんやお母さんになっていなかった方々も多かったことと思います。

 あの時得た学びの記憶を忘れないために、毎年防災の日の時期に、保護者のご協力の下で行っているのが、今回の訓練です。

 いつものように保育園で生活をしながら、一日に何度か地震の避難訓練を行いました。

 午前中は小さな地震を2回、そして3回目の14時46分には大きな地震がある想定で、行いました。ちょうど、保育園ではお昼寝の最中ですが、地震の知らせと共に起き、みんなで集まりました。

1・2歳児が集まり、大きな地震があったこと、
これからおうちの方がお迎えに来るので待っていること等の話を聞きました。
地震でガラスが割れるなど、足元を守るために避難靴を履き、
頭を守るために帽子を被ります。
食事用テーブルは倒れると危ないため、足を畳んで使います。
今日のおやつは、備蓄用のパックの麦茶とおせんべいです。
おうちの方のお迎えが来るまで、子どもたちが落ち着いて待てるようにと、
保育者によるパネルシアターなどを見て過ごします。
保育園の入り口では、お迎えに来る保護者へすぐに引き渡しが出来るように準備をします。
お迎えが来るとお部屋で履いていた避難靴を脱いで、
おうちから履いてきた靴に履き替えます。
急いでお迎えに来てくださった保護者に、地震が起きた時の帰宅コースを
確認しながら気を付けてお帰りくださいと声を掛けます。

 今年も、避難訓練や引き渡し訓練を通して、保育園としてお預かりしている子どもたちの命を守るために、何を優先させ、どんな行動をすればよいかを、今日の訓練を振り返りながら、職員で集まり話し合いの時を持ちました。

 震災はまたいつ起こるかわかりません。あらゆる場面を想定しながら、ご家庭でも命を守るために出来ることを考えてみてはいかがでしょうか?

YMCAとつか乳児保育園 木下