2021年10月14日木曜日

みんなの温かい気持ちを届けよう

 【幼保連携型認定こども園 YMCAとつか保育園 フードドライブのご報告】

 横浜YMCAでは、豊かな社会を作ることを目指し、SDGs(持続可能な開発目標:より良い未来を目指すための世界共通の17の目標)の活動に取り組んでいます。

 YMCAとつか保育園では、SDGsの取り組みとして園でできることを考え、7月より「フードドライブ」を始めました。

 「フードドライブ」とは、家庭に余った食品や生活用品をフードバンク団体に寄付し、子ども食堂やひとり親家庭、路上生活者など困っている方々に届ける取り組みです。

 園内にポスターを掲示し各家庭に呼びかけ、食品や生活雑貨、衣類、絵本などを募り、NPO法人フードバンク横浜へ寄付をしました。皆様の温かいお気持ちにより、7月開始時より約380の品物が集まりました。ご協力ありがとうございます。

園内に設置されたフードドライブボックス。皆様からの温かいお気持ちにより、食品・衣類・生活雑貨などたくさん集まっています。
園内に掲示されたSDGSコーナー。被災地支援、募金活動、エコ活動など横浜YMCAで行っているSDGsについて知ることができます。

集まったたくさんの品物をNPO法人フードバンク横浜に寄付をしました。


今後もNPO法人フードバンク横浜と協力してフードドライブを継続します。

 フードドライブの取り組みを広く地域の方々にも知っていただくために、湘南とつかYMCAと連携して、湘南とつかYMCAにもフードドライブボックスを設置し、食品の他、生活用品、衣類、絵本、玩具などを集め始めました。
湘南とつかYMCA1階でもフードドライブボックスが設置されています。集まった品物は、NPO法人フードバンク横浜へ寄付されます。ご協力よろしくお願いします。

 そして、保育のなかで子どもたちにSDGSについて知ったり考えたりする機会を作りたいと思い、礼拝や朝の会で「SDGsとは何か?」について話をし、「自分たちにできることは何だろう?」と考える時間を持ちました。

ひつじぐみの様子。「もっと見たい!」
3歳児ひつじぐみの様子。はじめて聞くお話に「もっと聞きたい!」と
興味津々の子どもたち。
おべんきょうしたい!」と興味津々でし
4歳児きりんぐみ。自分たちと同じ年齢の子どもが朝から働いていることに
とても驚いていました。
5歳児ぞうぐみ。1日8時間歩き続けて水を汲む女の子の話や、女の子は学校に行かず
家事をするという話が心に残ったようです。
4.5歳児礼拝にて。前回の話を覚えていて「えすでぃーじーず」を覚えていました。
「こんな話があったよね」とそれぞれ印象に残っていたようです。

園での話でSDGsに興味をもち、本を借りてわかったり、思ったりしたことをノートに書いてきてくれました。お家の人と一緒にSDGsのことを一緒に考えてくれる子もいて、興味・関心が更に広がったようです。
 
 フードドライブの取り組みは、今年度初めて行いましたが、この活動に多くの方が賛同してくださり、途切れることなく品物が集まっています。その品物を困っている方々のもとへ届けることができ、大変感謝しています。
 今後もフードドライブの取り組みを継続するとともに、SDGsについて園児・保護者と共に「自分たちにできることは何か?」を考え、小さなことから行動を起こしたいと思います。

【幼保連携型認定こども園YMCAとつか保育園 SDGs担当:高橋、宮下】