2017年9月7日木曜日

日々の訓練を大切に。

YMCAとつか保育園 引渡し訓練のご報告】
YMCAとつか保育園では毎月一回、避難訓練を実施していますが、今月は保護者の皆様にもご理解ご協力をいただき、引渡し訓練を行いました。 当日は午前中に大地震が発生したことを想定し、一斉メールの配信を実施、園内、園外からの子どもたちの安全な避難場所、避難経路についてを確認しました。また午後には保護者の方にもお迎えのメールを配信し、保育園の最寄りの駅から徒歩で来ていただき、帰りも子どもと一緒に家まで徒歩で帰る体験をしていただきました。
園庭で安全なところへ避難しました。

お散歩先から避難してきました。

地震が起きた時はどうしたらいいのか、園長先生がお話してくれました。
園内では、簡易トイレ、発電機や備蓄の確認をし、いざという時にきちんと対応できるように職員間で確認をしました。 訓練の後、職員間で振り返りを行い「安全な道を意識しながら避難する中で電柱が街にこんなに多いことに気がついた。実際倒れてきたら保育園に戻って来られるのだろうか。その場の安全な所に待機しておくべきだろうか。」「バギーで避難して色々な物が倒れていて、タイヤがパンクしたら子どもは全員おんぶするのは難しいし、どうしようか。」等、色々な想定をしながら話し合いをしました。また保護者の方からも「子どもを歩かせながら帰る時に空腹になる恐れがあるので何か食べ物は必要かな。」「冬だったら寒さもあるので家庭内で停電も予想されるので防寒するものが必要かな。」「二時間近く家までかかるので、時々は歩く練習をするといいのかな。」等、家庭の中でどうこの訓練を活かしていくべきか、というご意見をいただきました。
YMCA内の備蓄品の確認をしました。
組み立て式トイレを作ってみました。
簡易トイレも使用できます。
引き取り訓練を実施しました。

いつもより緊張感を感じた1日でした。
地震は自然が起こすもので、私たちの力ではどうにもなりませんが、起きた時にどう冷静に安全に避難するのかは日頃の備えと訓練が大切である、ということを感じた一日となりました。
 最後になりましたが、訓練の趣旨を理解しご協力していただいた保護者の皆様に、心より感謝申し上げます。
                    (YMCAとつか保育園 佐藤 智保)